●今月の院内行事食~中秋の名月~(9月24日)●
本日は、太陰太陽暦の8月15日の夜に見える月のことをさす、中秋の名月です。
中秋の名月は農業の行事と結びつき、「芋名月」と呼ばれることもあります。
太陰太陽暦では、新月(朔)の瞬間を含む日が、その月の朔日(ついたち)になります。今年は9月24日が太陰太陽暦の8月15日となります。
当院では、中秋の名月にちなんだ行事食を提供させていただきました。
◆本日の行事食献立◆
(写真上段左から)炊き合わせ、うさぎちゃんゼリー
(写真下段左から)ご飯、かつおふりかけ、月見うどん
エネルギー:515kcal たんぱく質:17.8g 脂質:11.3g 炭水化物:83.9g 塩分:2.9g
食べ物を飲み込む力が弱い方には、ペースト状に仕上げた嚥下しやすいお食事を 提供しています。
(写真上段左から)炊き合わせ、月見デザート
(写真下段左から)全粥、のり佃煮、あんかけうどん
エネルギー:422kcal たんぱく質:13.4g 脂質:3.9g 炭水化物:82.6g 塩分:2.4g
◆野菜のおはなし◆
炊き合わせに使用した里芋についてお話します。
里芋の主成分はでんぷんですが、水分が多いので、ほかのいも類に比べてエネルギーが低く、エネルギー量はサツマイモや山芋の半分以下です。また、里芋には独特のぬめりがありますが、これはガラクタンという粘性物質によるもので、免疫力を高める作用があり、ガン予防に効果があるといわれています。さらに、造血作用のあるモリブテンが含まれているため貧血予防にも効果が期待できます。
これから気温が下がり、煮物や鍋料理を作る機会が増えてくると思いますので、これらの栄養価を持つ里芋もぜひ使ってみてください!