第一泉北病院日和204(12月の行事食)

2017年12月26日

今月の院内行事食~冬至~(1222日)

いよいよ本格的に寒くなり、すっかり冬の気候になってきましたね。
今年は一段と寒くなるようですので、皆様お体には十分お気をつけ下さい。

さて、1222日の冬至の日に、当院では行事食を提供させて頂きました。
冬至とは太陽の位置が1年で最も低くなる日で、日照時間も短くなります。
日本では冬至は太陽の力が一番弱まった日ととらえ、この日を境に再び力
が甦ってくることから、陰が極まり再び陽に返る日という意味の「一陽来復
(いちようらいふく)」といって、冬至を境に運気が上昇するとも言われています。

 

本日の行事食

第一泉北病院日和204(12月の行事食)

(写真上段左から)さくら漬け、いとこ煮

(写真下段左から)ご飯、ゆず味噌焼き(さわら)、清汁

エネルギー:506kcal たんぱく質:23.1g 脂質:8.0g 炭水化物:82.6g 
塩分:2.6g

 

※食べ物を飲み込む力が弱い方には、ペースト状に仕上げた嚥下しやすい
お食事を提供しています。

第一泉北病院日和204(12月の行事食)

(写真上段左から)漬物、いとこ煮風

(写真下段左から)全粥、西京煮、清汁風

エネルギー:485kcal たんぱく質:24.2g 脂質:2.1g 炭水化物:91.4g 
塩分:2.5g

 


ワンポイントアドバイス

冬至には「ん」の付くものを食べると「運」が呼びこめると言われており、
こうして食べられるものを「運盛り」といいます。運盛りの中でも、「なんきん、
れんこん、にんじん、ぎんなん、きんかん、かんてん、うんどん(うどん)」は
「冬至の七種(ななくさ)」と呼ばれています。特に南瓜はビタミンAの素とな
るβカロテンが豊富に含まれ、風邪予防に効果があり、昔から冬至に食べ
られてきました。

また、地域によっては、南瓜以外にこんにゃくを食べるところもあります。
こんにゃくを食べることを「お腹の砂おろし」といい、毒をさらい体内を清め
るものとして食べられているようです。

こんにゃくにはグルコマンナンという水溶性食物繊維が含まれており、
腸内の善玉菌を増やして腸内環境を整え、有害物質の停滞時間を短くし、
腸壁を刺激して排便を促す作用があります。まさに腸内の掃除をしてくれ
るほうきのような働きですね。また、コレステロールや糖質などの吸収を抑
え、糖尿病や動脈硬化などの生活習慣病を予防にも効果的です。


 皆様も、年末の大掃除と共にお腹の中もすっきりさせて、気持ちの良い
新年を迎える準備をしてみてはいかがでしょうか?




Posted by 阪和第一泉北病院  at 10:52