第一泉北病院日和148(9月の行事食)

2014年09月16日

今月の院内行事食~敬老の日~(915日)


 日中はまだまだ暑いですが、朝晩は涼しく過ごしやすい季節となり、
秋の気配が感じられるようになりました。気温の差が大きいため、風
邪など引かないよう体調管理をしっかり行い、元気に秋を楽しみまし
ょう♪

 

本日の行事食献立

(写真上段左から)かぼちゃの煮物、茄子の浸し、絹揚げのあんかけ、
         和菓子

(写真下段左から)赤飯、焼き魚(金目鯛)

第一泉北病院日和148(9月の行事食) 

エネルギー:560kcal たんぱく質:29.0g 脂質:10.1g 炭水化物:85.4g 
        塩分:3.0g

 

●食べ物を飲み込む力が弱い方には、ペースト状に仕上げた嚥下しやすい
お食事を提供しています。

(写真上段左から)かぼちゃの煮物、茄子の浸し、あんかけ豆腐、
            レアチーズ風ムース

(写真下段左から)さくら粥、煮魚

 第一泉北病院日和148(9月の行事食)

エネルギー:445kcal たんぱく質:13.6g 脂質:11.0g 炭水化物:72.3g 
        塩分:3.2g

 

ワンポイントアドバイス

お祝いの席と言えば赤飯ですね。昔は赤という色には災いを避ける
力があり魔除けの意味を込めて、祝いの席でふるまわれていたよう
です。この赤い色はブルーベリーなどにも含まれるアントシアニンで、
視力低下を防ぐだけでなく、高血圧や動脈硬化などの生活習慣病予防
にも役立ちます。

当院では米飯食の方には赤飯を、全粥食の方には小豆粥を提供しま
した。小豆はゆでた時に皮が破れやすいため、祝い事では「腹が切れ
る」と嫌われ“ささげ”が使われることが多いのですが、噛む・飲み
込むという力が弱い方には小豆を使用するとやわらかく仕上がり食べ
やすくなります。当院でも小豆を使用し、赤飯も水分を多めにしやわ
らかく炊いています。また、小豆を召し上がることが難しいペースト
状のお食事の方には、小豆の煮汁で炊いたさくら粥を提供しました。

「噛む」・「飲み込む」といった食べる行為のどこに問題があるの
かによって、調理の工夫が変わってきます。少し工夫をすることで、
お祝いの席を家族みんなで楽しむことが出来るといいですね♪




Posted by 阪和第一泉北病院  at 14:53