第一泉北病院日和145(7月行事食)

2014年07月29日

◎今月の院内行事食~土用の丑~(7月29日)◎

 今年の梅雨もようやく終わりましたね。温度、湿度が高く、体調を崩した方も多かったのではないでしょうか。
さて、このムシムシ感がひと段落したところで、迎え撃つのは、夏の暑さです。この夏を乗り切るためにも、ここ
で体力をとりもどしましょう。
 今日は土用の丑、昔からこの日にはうなぎなど、精力のつくものを食べる習慣がありますね。近年うなぎの
値段は高騰しており、なかなか手を出しにくい食材になってしまいましたが、やはり土用の丑にはうなぎです!
当院でも今年も鰻丼を提供し、患者様にも好評でした♪

● 本日の行事食献立

(下段左側より)鰻丼、清汁
(上段左側より)果物、盛り合わせ
エネルギー:495kcal たんぱく質:22.4g 脂質:15.4g 炭水化物:66.6g 塩分:3.3g
第一泉北病院日和145(7月行事食)

★ 食べ物を飲み込む力が弱い方にはペースト状に仕上げた嚥下しやすいお食事を提供しています。
(下段左側より)全粥、蒲焼き風、あんかけ
(上段左側より)漬物、果物、盛り合わせ
エネルギー:502kcal たんぱく質:21.4g 脂質:11.9g 炭水化物:76.1g 塩分:2.8g
第一泉北病院日和145(7月行事食)


◇◆◇ワンポイントアドバイス◇◆◇

 土用の丑といえば、「うなぎ」というイメージがあるかもしれませんが、実はそれだけではないんですよ。
「う」のつく食べ物を食べる習慣も広く知られていますが、他にも「土用餅」「土用しじみ」「土用卵」と、昔
からこの日にはさまざまなものを食べて暑い夏を乗り切っていたようです。
 

 「土用しじみ」ってご存知ですか。実は、しじみは土用の丑の日に、うなぎが定着する前から食べられ
ていました。しじみには1年に2回旬があり、冬が旬の「寒しじみ」と、この時期が旬の「土用しじみ」があ
ります。
 しじみは肝臓の薬とも言われ、肝機能を強化するメチオニンやシスチンが豊富です。また、ビタミンB
12(赤血球を増やす)の含有量が多く、貧血予防にも効果があります。疲労回復を助けるタウリンも含
まれるため、この時期にはぴったりの食材ですね。旬のこの時期にはさらに栄養価が高くなるので、是
非うなぎだけでなく、しじみも召し上がってくださいね。

 ~しじみの砂抜き~
 貝類の砂抜きは基本的に塩水で行ないますが、しじみは淡水に生息する貝なので、真水で行ないま
しょう。新聞紙などをかぶせて暗くするとよいですね。



Posted by 阪和第一泉北病院  at 17:03